限りある時間の使い方【要約・感想】

ライフハック

最近読んだ本で「限りある時間の使い方」という本が面白かったので、紹介します。

表紙はガチャガチャしていますね。しかし、特に、時間に追われている感覚、タスクリストを効率的にこなしているのに思っていた生活でない、などの場合にヒントになりそうな内容でした。

要約

 なぜ、いつも時間に追われるのか:近代以降、機械の登場により、時間あたりの生産性を以下に効率化するかが重要視されるようになった。それが現代も続き、仕事・プラベートにおいて時間効率術やタイムマネジメント、スケジュールを効率よく埋めるなどが求められるようになった。

 しかし、いくら効率よくタスクをこなしても新しいタスクがやってくるだけで一向に楽にならない。時間効率が悪いからだと我々は思いがちだが、人間のできること・時間は限られている。

時間に限りがあるため、全てはできないということを認識しましょう。そして、「やるべきでないこと」と「本当にやりたいこと」を選別し、「本当にやりたいこと」に集中しましょう。

以上が簡単な本の要約です。

感想

時間術・ライフハックが書いてあるのかなと思って読んでみたら、いい意味で180度違う内容で衝撃的でした。

特に自分は「本当にやりたいこと」を見つけて実行することから逃げているのではないかと気付かされました。

仕事では、外から降ってくる仕事をこなすと、更に仕事が降ってくる。それを効率よくこなすことで毎日が充実していると思いこんでいました。同僚や上司からは頼れる人と見られるようになりましたし、そつなくこなすことで会社に貢献できていると感じました。降ってくる仕事をこなすことで仕事の時間は常に埋まり、忙しい日々を過ごしていました。

ただ、時間がないにも関わらず、なにか物足りなさを感じていました。この本を読んで、自分の仕事との関わり方を考えてみると、「自分のなりたい人間像とずれていないか?」「そもそもどういう人生にしたくてこの仕事・生き方を選んだのだろう?」という疑問が出てきました。仕事を通じて自分がしたいことを再び考えるキッカケとなりました。

プライベートでも認識の変化が起きました。いままでは、いかに時間あたりのコンテンツを増やすか、時間効率よく娯楽を消費するか、という気持ちが無意識にありました。現在は時間のことは気にせずに、家族や友人との関わりに集中し、余暇を過ごすことができています。

仕事にもなれてきた30代。「本当にやりたいこと」から自分の時間の使い方を見直してみるいい機会になりました。

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