【博士就活】就活体験記

博士課程

なるふぉです.私は東大大学院を卒業し,現在は中小企業で働いています.

就活に関しては紆余曲折あり,反省点等もあるため,参考までに掲載しておきます.

自分の就活の流れ

参考までに私の就活の流れは以下の通りです.

  • D2 12月 企業説明会に参加したりしだす.まだ研究に主軸を置く.
  • D2 2月 大企業からマッチングの話がいくつか来る.
  • D2 3月  マッチングが合わず,手持ちがほぼゼロに
  • D3 4月 方針を変えようとするが,大企業の就活が終了.方針を変更.やりたいことをもとに中小企業も視野に入れる.
  • D3 5月 選考を進める.
  • D3 6月 最終選考シーズン.
  • D3 7月 複数内定.将来設計を元に企業を決める.一般には名前を知られていないですが,その業界では一目置かれる企業です.

後悔したこと

1.余裕のある早いうちから企業情報に触れておくべきであった.

就活をやってこなかった+博士就活の情報は少ない+就活仲間がいないので,どの企業がどのようなことをやっているかのイメージを掴むのが大変であった.

2.博士に進む場合でも,M2での就活をfullでやってみるのが良いと思う.

企業情報の集め方に苦労した.3年で状況は変わると思うが,情報の集め方や興味のある企業が何をやっているか,どういう資質が求められるかの勘所がわかると思う.

3.研究で培った能力をちゃんと分析しておく.

専門知識は同じ職種を目指す博士学生であれば,共通して持っているので,就活で負けてしまう.

4.研究活動の合間にも,着実に就活を進めておくべきだった.

余裕を持って就活に取り組むためにも.

5.「とりあえず大企業」マインドを疑う

また,「とりあえず誰でも知っている大企業」というマインドを早めに取り去っておくべきだったと感じました.博士卒は修士卒,大卒とくらべ三年以上就活までの期間があるので,その間に自分の人生の目的をはっきりさせ,「大企業だから」という理由で会社を選ばない方が良いと思った.年齢的にも,その後の転職などの方向転換の自由度は修士卒と比べ難しくなりがちだと感じたため.

やってよかったこと

1.中小企業にも目を向けたこと.

研究はニッチな分野で尖った能力.中小企業にもそういう性質のものがあるのでマッチしやすい可能性がある.意識しないと,大企業しか目に入ってこないので,積極的に情報収集することが大切です.

2.自分の幸せは何かを再定義する.

お金が一番であれば,博士課程に進むようなことはしないだろう.情報に翻弄されず,何が自分の幸せかを大学院生活で,自由に使える時間を生み出して考えてみるのがよいと思いました.

まとめ

いろいろ反省点がありますが,最終的には納得して就活を終えることができたので,大変満足しています.

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