なるふぉです。
自分みたいに英語ネイティブでないひとからすると、英語を読むのも、書くのも一苦労だと思います。しかし、論文は英語で書くことが大変重要です。なぜなら日本語ユーザーよりも英語ユーザーの方が圧倒的に数が多く、論文を読んでもらえる母集団が広くなるからです。
今回は、私が普段使っている無料で使える英語論文作成時の補助ツールの説明をします。
DeepL
表現したいことがパッと出てこなかった際に使っています。
多少、英訳が変な箇所を修正すれば十分意味の通る文になります。
テレビ会議などで、言いたいことがパッと出てこなかった際にも、すぐその場で調べることで、より性格に伝えることができます。
ただし、機密情報などをこういう外部サービスに全文入れるのはセキュリティ的にまずいです。
文章を区切って全体文脈は載せないようにする、数字や名詞は架空のものに変換するなどが必要です。
Grammarly
無料版だと、誤植、文法上のミスを修正することができます。
有料版では、誤植・文法上のミスに加え、より良い用言の提案を行なったりできます。
使ってみた感覚では、無料版で十分かなと。
また、最終的な判断は自分で行うことが重要です。特にa, an, theなどの冠詞は結構意図と違うことがあるので、自分で判断できる能力を持った状態で使うのがいいですね。
Google Ngram Viewer
Google Ngram Viewerでは、文の頻出度合いを調べることができる。
似たような表現でどちらの方が一般的に使われているかを調べるのに適しています。
例えば…
「その手法を用いて測定した」という英語を書きたいとき、
measured by the methodだっけ、measured with the methodだっけ?と、助詞の使い方に迷った際に使えます。Ngram Viewerで見てみると…
このように明らかに「by」のほうがよく使われていることがわかります。
もちろん、助詞の使い方でニュアンスが変わることもあるので精査は必要ですが、英語ネイティブでない人からすると正しい助詞を選定するだけでも一苦労です。表現方法チョイスのスピードを上げるにはいいかもしれません。
まとめ
上記まとめると、以下のような使い方をしています。
DeepL: 表現したいことを英語にパッと変換
Grammerly: 誤植・文法ミスチェック
Google Ngram Viewer: 似た英語表現を取捨選択する
英語を書く機会といえば、英語論文を書くとき、海外の研究者にメールを出すときくらいしか無いので、結構少ないです。しかし、書いていくことが英作文上達の近道です。無料ツールを使ってどんどん英語をアウトプットしていきたいですね。
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